MIKU HAGIHARA
  • NAME:
    萩原 未来
  • DEPARTMENT:
    運·東日本
  • JOINED YEAR:
    2022年入社
  • ※内容は取材当時のものです


 海運輸

SPIRIT

下の力な物流を提案

海運事業部NVOCC課で海上貨物の輸出手配を担当しています。お客様の貨物を運ぶ船会社や現地法人とコミュニケーションを図り、船内スペースの予約や船籍書類の発行、各国への書類送付といったオペレーションを担う仕事です。他にも、複数のお客様から少量の貨物を預かり、一つのコンテナに相積みして輸送する「自社混載便」の手配も行っています。貨物船は、世界各国を長期間かけて周回します。その過程では、航路の渋滞や港湾の混雑、天候の変化などの影響を受け、刻々と状況が変化していきます。加えて、「絶対に貨物を期日まで到着させてほしい」「現地の倉庫が満杯なので遅い便で運んでほしい」など、お客様の要望もさまざま。私たちは営業担当やカスタマーサービス担当から届く輸送依頼から、お客様が輸送において何を重視されているかを読み取り、最新情報と併せて最適なルートを提案するように心がけています。右から左に貨物を運ぶだけでは、私たちの仕事に付加価値を生み出すことはできません。お客様の立場に立ち、より良い手配方法を検討することが、お客様の利益向上に繋がるのです。海上輸送の「縁の下の力持ち」になることで、阪急阪神エクスプレスという会社の信頼性向上に貢献していければと考えています。

EPISODE

欧州向の輸入規制に

輸送手配の仕事は、各国の制度やシステムの変更への柔軟な対応が不可欠。そのうえで、EUで新たな輸入管理システム(ICS2)が導入された時のことです。ICS2は税関のセキュリティ強化を目的としたシステムで、EU域内に輸入するすべての貨物について、事前に貨物の安全性に関する情報提供を求めるもの。欧州向けの海上輸出を担当する中、ICS2が海運にも段階的に導入されると知り、欧州現地法人などと打ち合わせを重ねるなど、入念に事前準備を進めました。しかし、導入開始当初はお客様や船会社の間でICS2の解釈にばらつきがあり、必要な情報が揃わないことも。情報に不備があれば、罰則を受けるリスクもあります。改めて現地での輸入手続きを確認するなど、最初は苦労の連続でした。また、必要な情報が増えれば、社内業務の流れも変わります。上司のアドバイスを受けながら、関連部署への周知や業務効率化の提案を行い、新制度に対応した業務フローを構築していきました。ゼロから新たな制度に対応する難しさと、課題を一つずつ着実にこなす大切さを学んだ、貴重な経験でした。輸出入の規制強化は、今後他の地域でも起こりうるものです。今回の経験で得た知見を社内に共有し、お客様の安全の貨物輸送に尽力できればと思います。

Q&A

入社動機

幼少期から英会話スクールに通い、大学時代にはアメリカ留学を経験したことから、就職活動では「海外と繋がる仕事がしたい」と思うように。その中で、国際物流に興味を抱いたのは、コロナ禍で物流の重要性を認識したことがきっかけです。就職活動では、阪急阪神エクスプレスの会社説明会でフォワーダーの具体的な業務や役割を知り、志望度が高まりました。加えて、社員の方々の雰囲気からは穏やかながら仕事への誇りも感じられ、入社の決め手になりました。

会社の魅力

仕事で判断に迷った時やイレギュラーな事態が発生した時など、すぐに上司や先輩に相談できる環境が整っていることが魅力です。メンター制度といった教育制度はもちろんのこと、課全体でのサポートや部署間を超えた連携もあり、課題に対して「全員」で解決に取り組む社風であると感じます。また、チームやペアで仕事に取り組むことが多いため、業務の属人化を防ぎ、タスクの比重を均一にしやすい体制であることも働きやすさに繋がっています。

今後の目標

海運のスペシャリストとして成長していきたいです。海運事業部は海上輸送の専門部隊であるため、社内のさまざまな部署から問い合わせを受ける機会が多くあります。海運は、各国のルール変更や各港の混雑状況など、長期的な影響を受けやすいもの。そのため、常にアンテナを張りながら情報収集と情報発信を行うことで、実際にお客様とやりとりしている他部署の方々を社内から支えるような、信頼される社員になりたいと思っています。

応募者へのメッセージ

就職活動は、各業界・会社が社会でどのような役割を果たしているかを知ることができる貴重な機会です。そのため、まずは幅広い業界の説明会に積極的に参加して、知見を広げてみてください。国際物流はほとんどの業界に関わり、社会を支える必要不可欠な仕事です。輸出入の分野で世界各国との最前線に立ち、日本と海外をダイレクトに繋ぐやりがいを感じられると思います。最後まで悔いのない就職活動ができることを祈っています。

ONE DAY SCHEDULE
  • 9:00
    出社
  • 9:30
    船会社や営業·CS担当からのメールを確認
  • 10:30
    当日の出港案件の海上運賃を船会社へ支払い
  • 12:00
    課のメンバーとス周辺でランチ
  • 13:00
    課内ティグにて輸送情報の共有
  • 14:00
    次週分の自社混載便の積載ンを確認
  • 17:00
    船籍書類を確認して現地へ書類送付
  • 19:00
    退社
HOLIDAY

友人や同期とドライブをしたり、国内外に旅行に出かけたりしています。関西出身のため、入社時に関東配属になったことをきっかけに、関東近郊や東北などの有名スポットをよく巡っています。海外は台湾や韓国、ベトナムなどアジアが中心。旅行先ではあまり綿密な計画は立てず、その土地で出会う景色や料理を自由に楽しむようにしています。自然を感じたり、アクティビティで身体を動かしたりすることで、心身をリフレッシュしています。