TAKASHI FUKAZAWA
  • NAME:
    深澤 貴至
  • DEPARTMENT:
    グローバルセールス
  • JOINED YEAR:
    2012年入社
  • ※内容は取材当時のものです

新興国における
 物流のプロフェッショナルに

SPIRIT

迅速な対応を通じてASEAN地域で存在感を放つ

現在はグローバルセールス部に所属し、タイを拠点にASEAN域内の顧客開拓や物流ニーズの情報収集を行っています。具体的には、ASEAN各国にある現地法人の営業担当とともにお客様先を訪問し、提案のサポートを行うことはもちろん、多数の海外法人を持つお客様については、その情報を各拠点の担当者に共有することで、組織全体の営業力向上に努めています。ASEANは複数の国によって構成されており、国によって文化や地理的特徴が異なります。例えば、ラオスのような内陸国では、はじめにトラックや航空機にて経由地まで輸送し、その後に船舶に切り替えるなど各国に適した輸送手段を提案しています。そのうえで大切にしていることは、スピード感のある仕事をすることによって、社内外問わず関わる人の信頼を得ること。グローバルセールス部は、お客様や各拠点の担当者、船会社・航空会社といったベンダーなど関係者が多岐にわたるため、お客様に対するレスポンスや提案だけでなく、社内やベンダーへの情報共有においてもスピード感を意識しています。特にベンダーの新規サービス立ち上げや受け入れ量増加、ある国での政治紛争といった情報は会社全体のサービスに関わるため、いち早く関係者に情報を展開しています。ASEAN地域の電波塔として、普段から身の回りの情報にアンテナを張ることで、お客様や関係者に新鮮な情報を届けられるようにしています。

EPISODE

コンテナ不足を乗り越え物流を繋ぐ

2020年末から深刻化した世界中のコンテナ不足に奔走した時のことです。元々、2018年から始まった米中貿易摩擦や2019年12月から猛威をふるった新型コロナウイルスの影響で、コンテナ生産量において世界の9割を占める中国の製造量が低下していました。そんな状況下で、いち早くコロナ禍からV字回復を見せた中国から巣ごもり消費によって輸入需要が拡大したアメリカへの輸送量が増大し、世界中でコンテナ不足が発生。タイに拠点を構える企業でもコンテナ需要が拡大していました。私の責務はASEAN地域における情報収集でしたが、コロナによる各国の入国制限によって、出張が難しい状況だったため、自ら船会社とのスペース交渉に挑むことにしました。また、コンテナ不足による輸送需要拡大をビジネスチャンスと捉え、今まで取引のなかった大手顧客の開拓にも注力。メールや電話ですべての船会社にアプローチすることはもちろん、お客様の輸送情報を迅速に共有することで競合他社よりも優先的にスペースを譲ってもらえるように働きかけました。また、タイ語で交渉を行うことによって、担当者からの信頼獲得やコミュニケーションミスの軽減に努めました。その結果、お声がけいただいた案件の9割以上のスペースを確保。有事の際も諦めず自分にできることを見つけることの大切さや、お客様やベンダーへの迅速な対応が物流を繋ぐということを学んだ貴重な体験でした。

Q&A

入社動機

大学3年生の時、オーストラリア留学のため、大学を一年間休学することに。その結果、就職活動では、先に就職が決まっていた友人からさまざまな業界や企業の情報を教えてもらいました。その中で、元々好きだった航空機や船舶に関わることができ、得意だった英語を活かせる国際物流業界を知りました。業界研究を行ううちに、阪急阪神エクスプレスの存在を知り、志望しました。

会社の魅力

昨今、国内でもダイバーシティ推進が叫ばれていますが、当社にもさまざまなバックグラウンドを持った社員が在籍しており、多様な価値観や文化に触れることができます。また、国際物流業は世界各国を結ぶビジネスであり、日系企業だけでなく、世界中の企業にニーズがあります。そのうえで、社員の多様性は、新規顧客の開拓や各国独自の通関手続き対応など幅広い側面でビジネスチャンスを広げることができ、組織の総合力強化に繋がると考えています。

今後の目標

今後は、インドや中東、アフリカといった新興国における物流のプロフェッショナルになりたいです。インドやアフリカは人口増加や産業発展の可能性が高く、これから物流需要の拡大が見込まれています。そうした状況の中で、幅広い物流手段の提案や迅速な通関手続きの対応など最適なソリューションを提供できる人材を目指しています。また、これまでに身に付けた知識や経験を活かして、組織を牽引するリーダーとしても成長したいです。

応募者へのメッセージ

就職活動は、人生の分岐点であると同時に、自分の世界を広げられる貴重な機会だと思います。私も業界研究をする中で、鉄道会社のイメージが強かった阪急阪神グループに国際物流を手がける企業があることを知りました。そのため、今までに知らなかったことを知れる良い機会だと考え、少しでも前向きに取り組んでほしいです。当社には、国内だけでなく、海外にも活躍できるフィールドがあります。皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

ONE DAY SCHEDULE
  • 8:00
    出社
  • 9:00
    営業目標に関する社内打ち合わせ
  • 10:00
    お客様へのメール返信·提案資料の作成
  • 12:00
    持参したお弁当でランチ
  • 13:00
    お客様先訪問
  • 17:00
    輸送費用に関する見積もり作成
  • 18:00
    営業にて得た情報を報告
  • 19:00
    退社
HOLIDAY

休みの日はソフトボールやジョギング、トレイルランニングなど体を動かすことが多いです。大学時代に野球をやっていたこともあり、シンガポール駐在時から現在まで社会人チームでソフトボールをしています。年に2回開催される大会での優勝を目指し、定期的な練習で汗を流しています。また、語学勉強に取り組むことも多いです。お客様やナショナルスタッフと円滑なコミュニケーションが図れるよう、駐在地の母国語習得に精進しています。