阪神ホールディングスグループは、100年以上の長きにわたる歴史の中で、人々に豊かなライフスタイルを提案し、魅力あふれる沿線づくり、まちづくりに貢献してまいりました。
当社は阪急阪神ホールディングスのコア事業である国際輸送事業を担う中核会社として、「グローバルに価値をつなぐ」ことを企業理念に、世界28の国と地域に180以上の拠点を展開しています。

当社の活動領域であるグローバルでの物流市場でも、長らく世界中で猛威を振るい、我々の生活様式に変化を与えてきた新型コロナウイルスが沈静化し、航空・海上輸送スペースの逼迫状況が緩和し、在庫調整の一巡により、徐々にサプライチェーンも正常化しつつあります。

そのような中、当社ではロジスティクス事業の需要の高まりにお応えするために、2023年12月に神奈川県座間市に国内最大規模となる「座間国際ロジスティクスセンター」を開業しました。
海外現地法人においてもロジスティクス事業の強化のため、各地で倉庫施設を新設、拡張しています。また、アラブ首長国連邦に現地法人を設立する等、更なるグローバルネットワークの拡充を進めています。
あわせて、これまで各法人で異なっていた業務システムを全社で統一してOne Data Baseとすることにより、物流の透明性を高め高付加価値サービスをご提供する等、お客様のご要望にお応えできるようにDX変革を進めてまいります。

これからも長期ビジョンの達成のため、航空、海運、ロジスティクス事業それぞれでの拡大と海外現地法人の強化を進めるとともに、サステナビリティ宣言に基づいて、事業を通じて社会課題の解決に努め、持続可能な企業価値の向上に努め、企業メッセージを実現します。

<阪急阪神エクスプレス 企業メッセージ>
Link to Life. Link to the World. Link to the Future.
暮らしを結ぶ。世界を結ぶ。未来を結ぶ。
モノを運ぶだけではなく、情報やヒトの思いをグローバルにつなぐことで将来にわたって世界に貢献し続ける企業でありたいと私たちは考えています。

今後とも皆様の変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2024年4月
株式会社阪急阪神エクスプレス
代表取締役社長 谷村 和宏